新潟県阿賀野市の旧安田町エリア(住所でいう「保田」「寺社甲」周辺)は、のどかな田園風景の中に、知る人ぞ知るラーメン店が点在している地域です。
地元密着の老舗から、話題性抜群の注目店まで、バラエティ豊かなラーメンが楽しめるエリアとなっています。
本記事では、現地調査・口コミ・店舗情報を元に、旧安田町でラーメンを提供しているお店を徹底紹介します。
\今だけ!楽天の生活応援米が5kg2138円!/
<PR>楽天のお得な白米デイリーランキングページはこちら▶▶
- 中華そば 蘭(らん)|のどぐろ香る朝6時の一杯。阿賀野の“朝ラー文化”を支える注目店
- 満月 安田店|旨辛×濃厚つけ麺が地元民と遠征組を唸らせる!国道49号沿いのガッツリ系人気店
- 陽昇(ひしょう)|老舗の風格と懐かしさが光る、安田の“町ラーメン”
- だしの風食堂|鰆煮干しの奥深さに驚く、隠れ家的モダン食堂
- 幸来軒(こうらいけん)|懐かしい味が今もここに。親子で通った思い出のマーボー麺
- お食事処 阿賀屋(安田温泉やすらぎ内)|お風呂あがりのラーメンが沁みる、地元密着の温泉食堂
- かねさや|変わらぬ味と佇まい。地元で愛され続ける“おかず付きラーメン食堂”
- 不二食堂|定食もラーメンも全部ウマい。地域に根ざした“外れなし”の名食堂
- 亀幸(きっこう)|寿司もラーメンも本気。安田の人気店が見せる“和と麺”の融合
- ラーメン壱番屋|営業状況要確認のレア店
- 【まとめ】旧安田町でラーメン巡り。暮らしの中にある“心に残る一杯”たち
中華そば 蘭(らん)|のどぐろ香る朝6時の一杯。阿賀野の“朝ラー文化”を支える注目店
阿賀野市旧安田町・保田地区にひっそりと店を構える「中華そば 蘭(らん)」。このお店の存在を知っている人は、もはや“ラーメン通”と言ってもいいでしょう。
なぜならここは、新潟でも珍しい「朝6時から営業するラーメン専門店」として知られ、早朝からラーメンを求めるファンが集まる“朝ラー文化”の聖地的存在だからです。
圧倒的な香りと旨味。「のどぐろ煮干し」の衝撃
中華そば 蘭の看板メニューは、のどぐろ煮干しを贅沢に使用した中華そば。
魚介系ラーメンの中でも、「のどぐろ」という高級魚をダシに使うお店はそう多くありません。そのため、スープをひと口飲んだ瞬間、驚くほどの芳醇な香りと、深みのある旨味が口の中に一気に広がります。
スープは澄んだ黄金色で、煮干し特有のエグみや苦味は抑えられており、非常に丁寧に仕込まれていることがわかります。
これに合わせるのは、やや低加水の中細ストレート麺。魚介スープとの絡みが抜群で、啜るたびに香りが立ち上がるような感覚が楽しめます。
また、チャーシューやメンマといったトッピングにも一切妥協がなく、全体のバランスが非常に高い完成度に仕上がっています。
驚くべきは営業時間。朝6時からラーメンが食べられる!
「中華そば 蘭」が特に注目されている理由は、その営業時間のユニークさにあります。
通常、ラーメン店といえば11時〜やランチタイムスタートが多い中、ここは平日は朝6時から営業(〜9:00/11:00〜14:30)というスタイル。
早朝から出勤する農家さんや地元民、さらには遠方から訪れるラーメンファンのために、この時間帯にしっかり提供を行っています。
休日になると、ラーメン好きが「朝活」としてわざわざ車を走らせて来る光景も珍しくありません。
阿賀野市の静かな朝の空気の中、熱々の中華そばをすするという体験は、グルメ旅の一コマとしても非常に贅沢です。
シンプルな店構えに、職人のこだわりが詰まっている
外観は非常にシンプルで、知らなければ通り過ぎてしまいそうなほどの佇まい。
しかし、暖簾をくぐればそこには手際よく厨房を切り盛りする店主の姿と、香ばしい煮干しの香りが広がっています。
席はカウンター中心で10席ほどとこぢんまりしていますが、落ち着いた雰囲気で、朝の時間帯でも慌ただしさを感じません。
常連客も多く、カウンター越しに交わされる挨拶や会話から、地元に根ざしたお店であることが伝わってきます。
なお、売り切れ次第終了のため、朝・昼ともに早めの訪問がおすすめです。
アクセス・基本情報
-
店名:中華そば 蘭(らん)
-
住所:新潟県阿賀野市保田1973
-
営業時間:平日6:00〜9:00/11:00〜14:30、土日祝は〜15:00(※いずれも売切次第終了)
-
定休日:火曜
-
駐車場:あり(5〜6台程度)
※最新の営業日・臨時休業情報は、X(旧Twitter)やGoogleマップの投稿などを事前にチェックするのが安心です。
満月 安田店|旨辛×濃厚つけ麺が地元民と遠征組を唸らせる!国道49号沿いのガッツリ系人気店
阿賀野市旧安田町エリアで、ガッツリとしたラーメンを求めるなら間違いなく選択肢に入るのが「満月 安田店」。
新潟県を中心に展開する「満月グループ」の一角として、国道49号沿いに店舗を構えています。
お昼どきには駐車場が埋まることも多く、地元の常連からドライブイン感覚で立ち寄る遠方客まで幅広く支持されている人気店です。
ボリューム満点!人気No.1は「濃厚つけ麺」
満月 安田店の顔とも言えるメニューは、なんといっても魚介豚骨ベースの濃厚つけ麺。
スープは、煮干しや鰹節を効かせた魚介のコクと、まろやかでトロッとした豚骨の旨味が絶妙にブレンドされ、食べ応えは抜群。
麺は太めのもちもちストレート麺で、つけ汁との相性を計算し尽くされた仕上がり。しっかりとスープを絡ませてくるので、口いっぱいに旨味が広がります。
また、提供時にはスープ割り用の出汁もお願いすればもらえるので、最後の一滴まで余すことなく楽しめます。
冬も夏も人気!クセになる辛味噌ラーメン
もう一つの人気メニューが、クセになるピリ辛味が癖になる「辛味噌ラーメン」。
特製の辛味噌ダレが溶け込んだ濃厚スープは、一見こってりしていそうで、実際には後味にキレがあり、スプーンが止まりません。
上に乗る炒め野菜やチャーシュー、辛味ネギなども一体感があり、寒い冬にはもちろん、真夏でもリピートするファンがいるほどの中毒性があります。
辛さはそれほど激辛というわけではなく、ピリ辛好きなら問題なし。物足りない方は「辛さ増し」も相談可能です。
メニューの豊富さとコスパの良さも魅力
「満月」はラーメン専門店ながらも、サイドメニューやセットメニューも充実しています。
特に人気なのが「チャーハンセット」や「唐揚げセット」などのラーメン定食。
さらに、昼の時間帯はお得なランチメニューとして提供されていることもあり、コスパ重視派にも嬉しいラインナップ。
チャーシュー丼や餃子などの一品料理も手を抜かず、全体的に満足度の高い構成となっています。
店内・駐車場・家族連れにも安心
店舗は国道49号沿いという立地の良さに加え、広々とした駐車スペースと、ゆったりしたテーブル席の店内構成で、家族連れやグループでも安心して利用できます。
店内にはカウンター席もあるため、一人客でも気兼ねなく訪れられるのもポイント。
土日祝日はお昼のピークに混雑することが多いですが、回転も速いため、少し待てば案内されることがほとんどです。
アクセス・基本情報
-
店名:満月 安田店
-
住所:新潟県阿賀野市保田3041-1
-
営業時間:11:00〜21:00(※売切次第終了)
-
定休日:なし(年中無休の表記あり)
-
駐車場:広めの無料駐車場あり(10台以上)
※メニューや価格は季節や店舗状況によって変更されることがあるため、訪問前にはGoogleマップや公式SNSでの確認がおすすめです。
陽昇(ひしょう)|老舗の風格と懐かしさが光る、安田の“町ラーメン”
阿賀野市保田エリアにひっそりと佇む、「陽昇(ひしょう)」は、地元で長年愛されてきたラーメン食堂。
県外からの旅行客にとっては、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は地元住民や常連客の支持が非常に厚い“通好みの一軒”です。
「気取らず、気張らず、でも美味しい」──そんな表現がしっくりくるような、心温まる一杯と接客に出会えるお店です。
ノスタルジックな醤油ラーメンが看板メニュー
陽昇の定番は、何と言っても昔ながらの中華そば。
透き通った醤油スープに中太の縮れ麺、そこにチャーシュー・メンマ・ナルト・ネギがバランスよく並ぶという、正統派の“昭和ラーメン”スタイルです。
スープは鶏ガラをベースに、節系の和風出汁がふんわりと香る優しい味わい。
ラードなどの重さも控えめで、年齢問わずスルスルと食べられる、まさに“毎日食べても飽きない一杯”です。
このラーメンを求めて、昼の開店と同時にお店へ足を運ぶ地元の常連も多く、厨房とカウンター席の間には「いつものラーメンお願いします」といった自然な会話が飛び交います。
限定メニューの「麻婆麺」も見逃せない!
実は陽昇では、時折提供される「麻婆麺」が密かに人気を集めています。
辛味と旨味を絶妙に掛け合わせた餡が麺にしっかりと絡み、中華料理店顔負けの本格麻婆ラーメンとして注目されています。
この麻婆麺は日替わり的に登場するため、出会えたらラッキー。
「今日はあるかな?」というワクワク感も、陽昇ならではの楽しみのひとつです。
店内は気軽さと温もりが同居する空間
店舗は平屋の一軒家風で、決して大きくはないですが、家庭的な雰囲気とどこか懐かしさを感じる内装が心地よく、ホッと落ち着ける空間になっています。
カウンター席とテーブル席が数卓あり、混雑していても静かに過ごせるよう工夫がされています。
店主が一人で切り盛りしていることもあり、忙しい時間帯は少し待つこともありますが、一杯一杯に気持ちがこもったラーメンは、待ってでも食べたい価値があります。
夕食営業もあり、地元の夜を支える存在
陽昇は、昼・夜ともに営業している数少ない町ラーメン店です。
特に夜は、仕事帰りの一杯や、家族での晩ごはんとして重宝されています。
平日でも夕方になると駐車場には車が数台停まり、テーブルではビールと一緒に餃子やおつまみを楽しむ常連の姿も。
※冬季はランチ営業のみとなることもあるので、夜に行きたい場合は事前確認がおすすめです。
アクセス・基本情報
-
店名:陽昇(ひしょう)
-
住所:新潟県阿賀野市保田1976-1
-
営業時間:11:00〜14:00/17:30〜22:00(※冬季は昼営業のみ)
-
定休日:水曜日
-
駐車場:あり(5台程度)
「特別なラーメン」ではなく、「特別じゃないのに、なぜかまた食べたくなるラーメン」。
そんなラーメンに出会いたいなら、ぜひ一度、陽昇の暖簾をくぐってみてください。
そこには、地元の人が“日常の中で愛する味”が、静かに待っています。
\今だけ!楽天の生活応援米が5kg2138円!/
<PR>楽天のお得な白米デイリーランキングページはこちら▶▶
だしの風食堂|鰆煮干しの奥深さに驚く、隠れ家的モダン食堂
阿賀野市寺社甲エリア、通称「安田瓦ロード」沿いに店を構える「だしの風食堂」。
ラーメン専門店ではありませんが、地元の食材と和風だしにこだわったメニュー構成で、“知る人ぞ知るラーメンの名店”として静かなブームを巻き起こしています。
店舗名のとおり、主役は“だし”。
素材の旨味を丁寧に引き出した一杯が、胃にも心にもじんわりと沁みわたるお店です。
看板は「鰆煮干しラーメン」。唯一無二の優しい味わい
この店を語るうえで欠かせないのが、「鰆(さわら)煮干しラーメン」という唯一無二の存在感を放つ一杯。
一般的な煮干しラーメンと違い、鰆の煮干しを使うことで、スープに雑味が少なく、非常にクリアな風味に仕上がっているのが特徴です。
スープは黄金色に透き通り、鰆ならではの甘みと丸みのある香り高さがふんわりと鼻をくすぐります。
飲み干せるほど優しい口当たりで、「魚介系ラーメンが苦手だった人でもすんなり入ってくる味」という声も。
麺は中細ストレート麺で、低加水寄りの食感。スープとの絡みを最大限に活かしながらも、主張しすぎない絶妙なバランスで構成されています。
食堂スタイルで、定食とラーメンのハイブリッドも◎
「だしの風食堂」は名前のとおり、定食屋としての側面も強く、昼食・夕食どちらでも使いやすい一軒です。
ラーメン単品はもちろん、地元野菜を使った小鉢付きの定食や、魚・肉の主菜がつく日替わりランチも人気。
そのため、例えば「だしの風ラーメン+小鉢+ご飯+ミニ天ぷら」など、和風ラーメン御膳のような楽しみ方もでき、満足度の高い構成が魅力となっています。
「今日はラーメンにするか定食にするか迷う…」そんな時にも、どちらも美味しいから安心。
気分に合わせて自由に楽しめるスタイルが、多くのリピーターを生んでいます。
外観・内観ともに清潔感◎。女性ひとりでも入りやすい!
外観は木を基調としたモダンな平屋建てで、「瓦ロード」に面した立地ながらもカフェのようなおしゃれさと落ち着きを兼ね備えています。
店内は広すぎず狭すぎず、温かみのある照明とシンプルなインテリアが印象的。カウンター席やテーブル席もあり、女性一人でも入りやすい雰囲気です。
また、地元産品や調味料を販売するスペースもあり、「あのスープの味を家でも再現できるかも」と思わせてくれる仕掛けも嬉しいところ。
営業時間・アクセス情報
-
店名:だしの風食堂
-
住所:新潟県阿賀野市寺社甲2212-1(安田瓦ロード沿い)
-
営業時間:11:00〜15:00/18:00〜20:30
-
定休日:木曜日
-
駐車場:あり(店舗前に複数台駐車可)
※ラーメン目当ての方は、昼営業が特におすすめ。夜は売切れの可能性があるため、早めの来店を推奨します。
“だし”の奥深さを、ラーメンという形で体験できる貴重な一軒。
派手さはないけれど、だからこそじっくりと味わえる。「食べたあとに優しくなれるラーメン」、それがだしの風食堂の魅力です。
幸来軒(こうらいけん)|懐かしい味が今もここに。親子で通った思い出のマーボー麺
阿賀野市保田の中心部、旧安田町の役場や学校が集まるエリアのすぐそばに、昔ながらの中華食堂「幸来軒(こうらいけん)」は静かに店を構えています。
赤い暖簾、すりガラスの引き戸、丸テーブルに並ぶプラスチックのお冷やコップ──そのすべてがどこか懐かしく、地元で育った人の心の中に残る「ふるさとの味」を体現しているお店です。
とくに「マーボー麺」が有名で、僕も中学生のころ母と一緒に通った思い出があるお店です。
あの頃と変わらない。優しくてちょっとピリ辛な「マーボー麺」
幸来軒のマーボー麺は、絹ごし豆腐たっぷりのあんかけ麻婆が、ラーメンの上にたっぷりかかった一杯。
ラー油の香ばしさと味噌ベースの深いコク、そして山椒や唐辛子のほどよいピリ辛感が絶妙で、スープを啜ると体がポカポカと温まってきます。
麺は中太のストレートで、もっちりとした食感。とろみのある麻婆餡がよく絡み、まるで“食べるスープ”のような満足感があります。
辛すぎず、かといって物足りないわけでもない、まさに“家庭的な中華の味”。
子どもの頃に食べた人なら、「熱くて、ちょっと汗をかきながらも、完食した時の達成感」が今でも思い出に残っていることでしょう。
炒飯やラーメンとのセットメニューも大満足のボリューム
ラーメン単品でも十分美味しいですが、幸来軒に来たらぜひ試してほしいのがセットメニュー。
特に「半チャーハン付きラーメンセット」は、コスパ・満腹度ともに抜群。
炒飯はパラパラ系というより、卵の甘みと醤油の香ばしさが効いた“しっとり系”。これがまたラーメンスープとよく合うんです。
また、餃子や唐揚げとの組み合わせもあり、中華食堂らしい安心感のある味とボリュームで、家族連れにも人気。
店の雰囲気そのものが“地元の財産”
店内は4人掛けのテーブルが数卓と、カウンター数席というレイアウト。
目立った内装ではありませんが、その飾らない空気感が何よりの魅力です。
厨房の奥からは中華鍋のリズミカルな音、ホールを担当する奥さんの「いらっしゃいませ」の声──そんな光景が、「帰ってきた」と感じさせてくれる空間を作っています。
中学生のころ、学校帰りに母と一緒に立ち寄った。何でもない日だったけど、あの味と空気だけは今も覚えている。
幸来軒は、そんな記憶の断片がふと蘇る場所なのです。
アクセス・店舗情報
-
店名:幸来軒(こうらいけん)
-
住所:新潟県阿賀野市保田1752-14
-
営業時間:11:00〜21:30
-
定休日:不定休(念のため来店前に確認推奨)
-
駐車場:店舗前にあり(台数制限あり)
阿賀野市役所安田支所や保田小学校から徒歩圏内で、わかりやすい立地にあります。
中華そば・炒飯・天津飯なども人気で、何を頼んでもハズレのない安心の食堂です。
「幸来軒」はただの食堂ではありません。
それぞれの記憶に寄り添ってくれる場所であり、時代が変わっても、あの頃の“ぬくもり”が変わらず残る場所です。
久しぶりに訪れる人も、初めての人も、きっとその味と空気に癒やされるはずです。
お食事処 阿賀屋(安田温泉やすらぎ内)|お風呂あがりのラーメンが沁みる、地元密着の温泉食堂
「お食事処 阿賀屋」は、日帰り温泉施設「安田温泉やすらぎ」の中にある併設レストラン。
ラーメン専門店ではありませんが、お風呂あがりの一杯として、ほっと一息つける温かいラーメンを提供していることでも評判です。
特に週末や連休中は、温泉利用と食事のセットで訪れる家族連れや、地元の高齢者グループ、子ども連れなどでにぎわっています。
定番は「あっさりしょうゆラーメン」+チャーシューメン!
「阿賀屋」で提供されているラーメンは、昔ながらの中華そば系統の一杯。
特に人気があるのが、あっさりとした醤油スープに、コシのあるストレート麺が絡む“しょうゆラーメン”と“チャーシューメン”です。
スープは鶏ガラベースで透明感があり、くどさのない味わい。
風呂上がりの体に染みわたるような、優しくて懐かしい味が魅力です。油分も控えめなので、年配の方や小さなお子さんでも安心して食べられる一杯となっています。
チャーシューメンになると、厚めの豚チャーシューがどんと乗って食べ応えアップ。これに白飯を合わせて頼む人も多く、〆にも、しっかりめの食事にも使える万能型のラーメンです。
定食・丼もの・うどんなど多彩なメニューも魅力
阿賀屋の魅力は、ラーメンだけではありません。
「湯上がりの一杯だけでなく、しっかりご飯も食べたい」という方にも嬉しい、定食・丼もの・うどん・カレーなどの豊富なメニュー構成が揃っています。
たとえば人気の「唐揚げ定食」や「天丼」などは、ボリューム満点で満足度が高く、地元住民の“ごはん処”としても活用されています。
もちろん、ラーメンと半チャーハン、ラーメンとミニカツ丼といったセットメニューも健在で、しっかり派にも嬉しい品ぞろえです。
安田温泉やすらぎ|阿賀野市民の“癒しの拠点”
「お食事処 阿賀屋」がある「安田温泉やすらぎ」は、阿賀野市の名湯として地元で親しまれている施設。
泉質はナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性)で、肌当たりが柔らかく、保温効果が高いため「冷え性がよくなった」「肌がしっとりする」といった声も多く聞かれます。
大浴場・露天風呂・ジェットバス・サウナなど設備が整っており、日常の疲れを癒すにはぴったりの環境。
館内は清掃も行き届いていて清潔感があり、リラックスルームやマッサージチェア、休憩スペースも完備されています。
また、お得な「入浴+食事セットプラン」や、地元野菜の直売所などもあり、観光客・リピーター問わず利用しやすい温泉施設です。
施設・店舗情報まとめ
-
店名:お食事処 阿賀屋(安田温泉やすらぎ 内)
-
住所:新潟県阿賀野市保田6075-3
-
温泉営業時間:10:00〜22:00(最終受付 21:30)
-
阿賀屋 営業時間:平日11:00〜15:00/17:00〜21:00、土日祝は11:00〜21:00の通し営業
-
定休日:年中無休(施設点検日は除く)
-
駐車場:無料・広めの駐車場完備(約50台)
お風呂でしっかり温まってから、身体にやさしいラーメンでほっと一息。
「阿賀屋」は、日常の中でちょっとした“ご褒美時間”を過ごしたい人にぴったりの場所です。
地元の人にとっては当たり前のようにあるけれど、外から来た人にとっては驚きと癒しの詰まった、阿賀野市らしいあたたかさに触れられる一軒です。
かねさや|変わらぬ味と佇まい。地元で愛され続ける“おかず付きラーメン食堂”
阿賀野市保田の旧商店街通り沿いにひっそりとたたずむ「かねさや」。
いわゆる“町の中華屋さん”というよりも、食堂×ラーメン×定食のちょうど中間のような存在で、地元民にとっては「子どものころから変わらない味」がここにあります。
派手な外観ではないため、知らなければ通り過ぎてしまいそうですが、一度立ち寄ったらリピートしたくなる味と空気に出会える、そんなお店です。
ラーメンはあっさり系醤油。定食との組み合わせが絶妙
「かねさや」のラーメンは、透き通ったあっさり系の醤油スープに中太麺という王道スタイル。
鶏ガラや野菜の旨味が感じられるスープはどこか懐かしく、ゴクゴク飲めてしまうやさしい味。メンマ、ナルト、チャーシューといった定番具材もきちんと揃っていて、奇をてらわない正統派の中華そばです。
このラーメン単品でも美味しいのですが、かねさやの真価が発揮されるのは、定食との組み合わせ。
たとえば…
- ラーメン+ミニカツ丼
- ラーメン+野菜炒め+ご飯
- ラーメン+半チャーハン
…といったように、“ごはんとラーメンを同時に食べたい”というニーズに完璧に応えてくれるメニュー構成。
これがもう、どれを頼んでも間違いないんです。
家族経営の温かさと、ゆったりした店内
かねさやは、ご夫婦で営まれているアットホームな雰囲気が魅力。
注文を取りに来てくれる時の柔らかい口調、料理を出すときのひと言、どれも温かくて、まるで親戚の家に来たかのような安心感を覚えます。
店内はテーブル席と小上がりがあり、家族での利用にもぴったりの空間。昼時には近隣の職人さんや高齢の常連客、親子連れなどがのんびりと食事を楽しんでいる姿が印象的です。
「ゆっくり食べてってね」──そんな空気が自然と流れているお店です。
常連が密かに愛する裏メニュー的存在も?
メニュー表に書かれていない“裏メニュー”的な存在もちらほら。
たとえば、ラーメンに野菜炒めをトッピングしたり、定食の小鉢をラーメンのスープと一緒に楽しんだりと、地元の常連さんは独自の楽しみ方をしている様子も。
「今日はラーメンにしようかな、いや定食…いや、どっちもいこうか」
そんな贅沢な悩みが毎回生まれるのが、かねさやの嬉しいところ。
アクセス・基本情報
-
店名:かねさや
-
住所:新潟県阿賀野市保田1865
-
営業時間:11:00〜15:00/17:00〜20:00(表記)
-
定休日:不明(来店前に確認がおすすめ)
-
駐車場:店舗前にあり(混雑時は少し注意)
※曜日によって混雑状況が異なるため、昼12時台を避けての来店がおすすめです。
「今日は派手じゃない、でもちゃんと美味しいものを食べたい」──そんな気分のときには、迷わずこのお店へ。
“日常のラーメン”を、ずっと同じ場所でずっと同じように提供してくれる「かねさや」は、阿賀野・旧安田町の誇る名食堂のひとつです。
不二食堂|定食もラーメンも全部ウマい。地域に根ざした“外れなし”の名食堂
阿賀野市保田エリア、住宅街の中にぽつんと佇む一軒の食堂──それが「不二食堂(ふじしょくどう)」。
知る人ぞ知るこのお店は、「何を頼んでもハズレがない」と地元で評判の名店。
ラーメンも良し、定食も良し、餃子も揚げ物も良し…と、食の満足度が底抜けに高い“完全無欠の食堂”として、地元民に長年愛され続けています。
ラーメン・味噌ラーメン|どちらも正統派、だけど一口目で「うまっ」となる完成度
不二食堂のラーメンは、まさに“懐かしくて新しい”味。
あっさり醤油の中華そばは、鶏ガラや野菜をベースにした優しいスープで、しっかりしたコクがありながらも軽やか。
縮れ気味の中細麺との相性が絶妙で、食べ進めるごとに旨味がじわじわと広がっていきます。
そして忘れてはいけないのが、「味噌ラーメン」。
野菜を炒めてからスープと合わせるスタイルで、香ばしさと味噌の甘み・塩気が最高のバランス。
寒い季節にはとくに人気で、スープを飲み干す人も少なくないほどの“癖になる味”です。
イカフライ定食|衣サクッ、身はふっくら。プロの仕事を感じる定食
不二食堂の定食メニューの中でも、「イカフライ定食」は隠れた名作。
揚げたてのイカフライは、外側サックサク・中はふわっと柔らかく、かみしめるたびにイカの甘みが口いっぱいに広がります。
家庭で作るとどうしても固くなりがちなイカフライですが、こちらのはまったく違います。
プロの揚げ技術を感じさせる絶妙な揚げ加減で、何もつけずにそのまま食べても十分美味しいレベル。
添えられたキャベツや小鉢、ごはんと味噌汁とのバランスも抜群で、満足感の高い一膳として根強いファンを持っています。
餃子定食|皮パリ&肉汁ジュワッの絶品ぎょうざが主役に
そしてもう一つ、餃子定食も不二食堂の名物。
注文が入ってから丁寧に焼き上げる餃子は、皮はパリッと香ばしく、中からは肉と野菜の旨味がじゅわっと溢れます。
ニンニクは程よく効いていて、ご飯がとにかく進む一皿。
醤油+酢+ラー油のタレでシンプルに食べても良し、ラーメンと合わせて“W主役”にしても良し。
「定食にする価値のある餃子」という表現がしっくりくるレベルの完成度です。
昼も夜も、毎日通いたくなる安心感と実直さ
不二食堂の魅力は、その“安定感”にもあります。
平日・休日問わず11時からオープンしており、昼ごはん・夕ごはんにちょうどいい時間帯で営業。
メニューが豊富で、毎日来ても飽きない構成になっていることもあり、地域の職人さんや高齢の常連、ご近所の親子連れなど、幅広い層に親しまれています。
また、店内は広すぎず狭すぎず、アットホームな雰囲気でゆったり食事ができます。
温かみのある接客も好印象で、「また来よう」と自然に思えるお店です。
アクセス・基本情報
-
店名:不二食堂(ふじしょくどう)
-
住所:新潟県阿賀野市保田4274-1
-
営業時間:11:00〜14:00/17:00〜20:00前後(※要確認)
-
定休日:不定休(地元情報で要チェック)
-
駐車場:店舗前にあり(3〜4台)
※営業時間は日によって変動あり。訪問前にGoogleマップの口コミや地元レビューを確認するのが安心です。
ラーメンを食べに来たのに、定食に目移りする。定食を食べに来たのに、ラーメンの香りに負ける──そんな食堂、最高じゃないですか?
「不二食堂」はまさにそんなお店。
外れが一切ない、“何を頼んでも正解”の食堂がここにあります。
亀幸(きっこう)|寿司もラーメンも本気。安田の人気店が見せる“和と麺”の融合
阿賀野市保田、49号線から少し入った住宅地の中に佇む「亀幸(きっこう)」は、地元の人々に長年親しまれてきた回転寿司系の食事処。
ですがその実態は、寿司だけでなくラーメン・定食・丼ものも幅広く揃えた多機能食堂のような存在。
なかでも「寿司屋でラーメン!?」と驚かれるほどに、ラーメンの味が本格的で完成度が高いことでも知られています。
寿司屋の実力が垣間見える「出汁系ラーメン」
亀幸のラーメンは、出汁の取り方に寿司屋らしいこだわりが感じられる逸品。
スープは昆布や鰹、煮干しなど和の旨味をベースにしたあっさり系醤油味。まるでお吸い物のような繊細さを持ちながらも、ラーメンとしての食べ応えをしっかり備えています。
脂っこさや重さは一切なく、スルスルと胃におさまるやさしい味わい。
「寿司を食べたあとでも重たくならない」「子どもと一緒にシェアできる」という声が多いのも納得です。
麺は中細のストレート。軽い口当たりのスープと見事にマッチしており、“寿司を食べたあとに食べても負けないラーメン”として絶妙なバランスを誇ります。
平日限定「寿司+ラーメンセット」が大好評
地元の人々に特に人気なのが、平日限定の「寿司+ラーメンセット」。
数貫のお寿司とハーフサイズのラーメン、そこに小鉢や茶碗蒸しなどがついた豪華な構成で、「これでこの値段?」と驚かれることも。
寿司ネタはその日の仕入れによって変わり、ラーメンの味も選べる日があるなど、その時々で違った楽しみ方ができるのも嬉しいポイントです。
観光客よりも、どちらかといえば地元の常連に愛されている印象が強く、「平日のお昼どきにふらっと来て、このセットを頼んで、静かに過ごす」──そんな使い方をする人が多いようです。
店内は広め・テーブル席メイン。家族利用にも最適
亀幸の店内は、座敷席・テーブル席がしっかり配置されていて、非常に落ち着いた雰囲気です。
もともと“回転寿司”だったこともあり、回転レーンの面影が一部に残りつつ、現在は寿司もラーメンも一品料理もオーダー形式で提供されています。
家族での利用や三世代での食事にもぴったりで、お年寄りと一緒でも入りやすいのが嬉しいポイント。
小さな子ども連れでも安心できるスペース感があり、実際に週末にはファミリー客で賑わうこともあります。
アクセス・基本情報
-
店名:亀幸(きっこう)
-
住所:新潟県阿賀野市保田3773
-
営業時間:11:00〜14:00(※昼営業中心。夜営業は事前確認を推奨)
-
定休日:不定休(公式情報はないため電話確認が確実)
-
駐車場:広めの駐車場あり(10台程度)
※Googleマップでは「寿司店」として分類されていますが、メニューにラーメンがしっかり掲載されており、口コミでもラーメンに言及する声が多数あります。
ちょっと変わった体験が、記憶に残る美味しさに変わる
「ラーメン屋で寿司を食べる」ではなく、「寿司屋でラーメンを食べる」。
それは一見不思議なようでいて、実際に食べてみるとその相性の良さに驚かされる体験になります。
亀幸(きっこう)は、そんな“意外性と完成度の高い満足感”が同居するお店。
いつもとちょっと違うランチに、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか?
ラーメン壱番屋|営業状況要確認のレア店
かつて人気を誇った「ラーメン壱番屋」は、現在営業しているという口コミと、閉店説が混在している状態。ネット情報では営業中との投稿もありますが、2025/08月閉店を確認しています。
【まとめ】旧安田町でラーメン巡り。暮らしの中にある“心に残る一杯”たち
新潟県阿賀野市、旧安田町エリア。
ここには、ガイドブックに大きく載るような全国区の有名店こそ少ないかもしれません。
けれどその分、暮らしのすぐそばにラーメンがある日常が、今も静かに息づいています。
この記事では、そんな旧安田町でラーメンを提供する9店舗を巡ってきました。
あっさり系の中華そばから、濃厚魚介つけ麺、味噌ラーメン、さらには寿司屋のラーメンまで、実に多様な顔ぶれがそろっています。
一杯ごとに“背景”がある。味わうだけじゃもったいないラーメンたち
どの店にも共通していたのは、「うまさの裏にある物語」。
たとえば…
-
早朝6時から炊き上げられる「のどぐろ煮干し」の澄んだスープ(中華そば 蘭)
-
魚介豚骨でガツンとくる濃厚つけ麺と辛味噌(満月 安田店)
-
町の定食屋でありながらラーメンが主役になれる存在感(陽昇/かねさや/不二食堂)
-
お風呂あがりの心と体に染み渡る食堂ラーメン(阿賀屋/安田温泉やすらぎ)
-
地元の出汁文化を麺に注いだ「鰆煮干しラーメン」(だしの風食堂)
-
寿司屋なのにラーメンが本気で美味い“二刀流”(亀幸)
どれもただ「ラーメンがある」ではなく、そこに人の手があり、日常があり、味の記憶がある。
それこそが、旧安田町のラーメンシーンの最大の魅力ではないでしょうか。
「また来たい」と思える町の、静かで確かな味わい
観光地の派手さはなくても、「次に来たときも、またあのお店に行きたい」と思わせてくれる。
そう感じられる町は、そう多くありません。
阿賀野市・旧安田町エリアはまさにそんな場所です。
日帰りドライブに。
帰省ついでに。
あるいは、何でもない平日の午後に。
ラーメンを食べに、ふらりと立ち寄ってみてください。
そこにはきっと、“心に残る一杯”が待っています。
紹介したラーメン提供店一覧(おさらい)
店名 | 特徴・おすすめメニュー |
---|---|
中華そば 蘭 | のどぐろ煮干しラーメン、朝6時開店の“朝ラー”文化 |
満月 安田店 | 濃厚つけ麺・辛味噌が看板。ガッツリ派にも人気 |
陽昇(ひしょう) | 町の中華食堂の代表格。中華そば+麻婆麺が人気 |
だしの風食堂 | 鰆煮干しラーメンが唯一無二。モダンな食堂風店 |
幸来軒 | マーボー麺の思い出が残る、親子に愛された中華屋 |
阿賀屋(安田温泉内) | 温泉後に沁みる、しょうゆラーメン+チャーシューメン |
かねさや | 定食と一緒に楽しむラーメン。家族経営の温もり |
不二食堂 | ラーメン・味噌・イカフライ・餃子、何を頼んでも当たり |
亀幸(きっこう) | 寿司とラーメンの異色共演。セットメニューも人気 |
※「ラーメン壱番屋」は現在閉店確認済みのため、対象外としています。
おわりに|食の記憶は、町の風景を豊かにする
「昔、お母さんと行ったなあ」
「友達とシェアした味噌ラーメンがやたら美味しかった」
「出張でたまたま入ったけど、今でも忘れられない味」
そんな“ラーメンと一緒に記憶される風景”が、この旧安田町にはきっといくつもあるはずです。
ただのラーメン紹介ではなく、この土地のラーメンと共にある“時間”や“物語”を感じてもらえるようなまとめになっていれば幸いです。